最近、瞑想ブームですよね。Local Stay八ヶ岳取材ライターも瞑想大好きです。

瞑想クラスをスタートしますよ、とヨガ講師の久村潤子さんがSNSで告知されていたので、いそいそと参加しつつ、お話を伺いました。

会場は陶芸家さんのギャラリーにもなっている民家。
身体をほぐすようなヨガのポーズから始めます。
呼吸を意識しながら瞑想タイム。
短い瞑想を何度か繰り返していきます。
「正解不正解はないんですよ、自分に還る、
そこに本当の自分があるだけです。それに気づく。」

潤子さんは長野県茅野市在住。茅野市・原村・富士見町の幾つかのスペースでヨガクラスを主宰されていて、そのエリアでは絶大な人気を誇っています。

日本でのヨガはいろいろな解釈をされていて、ヨガ講師(インストラクター)さんもいろいろなスタイルでされていらっしゃいますが、潤子さんは八ヶ岳だからこそ成り立つとも言える、深い意味合いを持つ本来のヨガ、言わば純度の高いヨガをめざしているそうです。

「ヨガのポーズは本来、瞑想をするための身体を作る、身体を鍛錬するためにやるものなんですよ。瞑想が大事なんです。瞑想とは自分に還ること。何者でもない自分を見つめることです。自分を見つめて、自分に嘘を付かない、自分が違うと思うことをしないといったことを学ぶんです。意識を自分の内側に向けて、自分を見つめます。呼吸は鼻から吸って鼻から吐く、深い呼吸をします。」と潤子さん。

なるほど。瞑想は、静かにリラックスするといったことだけではないんですね。

「ヨガは身体という外側のものですが、瞑想は自分自身という内側のもの。内側に目を向けるために、外側から入っていくんです。ヨガをやると内側に入りやすい。早いんですよ。

瞑想で気づくことには正解も不正解もなく、その人自身であるということだけです。瞑想はそれぞれで良い、パーソナルな体験です。」

潤子さんのこの考え方は、ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」に書かれている八支則(はっしそく)=サンスクリット語のアシュタンガで説かれていること。潤子さんは、そうしたことを学ぶクラスも主宰されています。

潤子さんがヨガに出会ったのは、東京で暮らしていた十数年前。ミャンマーを拠点に世界中で平和活動を行っている日本人の高僧に謁見した際に「お前はわがままだ」と叱咤され、ハッと自分のありように気づいたことがきっかけ。ヨガのポーズの修練と八支則で身体と心を整えていこう、と決めたのだそうです。

そこでアシュタンガヨガを学び、2009年にヨガクラス「YOGA FLOW」をスタート。

八ヶ岳への移住は東日本大震災がきっかけ。放射能も気になり、1歳半の子供のためにも東京にいるのは止めようと思い、自然豊かな長野県で移住先を探して、2016年に茅野市に落ち着いたそうです。

「八ヶ岳に移住する人は、ここで暮らしたいと自分の意思と決意を持って来る人が多いと思います。これが好き、これをやりたいという思いで動くと、思ったことがカタチになりやすいかな。そういう人が引き合う引力みたいなものがあって、そうした人が集まって繋がり合うヨガコミュニティが作れたらいいな。」

確かに、潤子さんのヨガに参加している方は、それぞれに自分のやりたいことに目覚めて人生を楽しんでいるような、素敵な笑顔の方が多いようにお見受けしました。

八ヶ岳だからこそ集まってきたような素敵な人たちがいる、久村潤子さんのヨガクラス。ぜひ参加してみてください。

終わった後は楽しいお茶の時間になるヨガコミュニティ。

■YOGA FLOW 久村潤子
https://yoga-flow-yatsugatake.com
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